東京ミッドタウン店

2020 22 May

「To a new era ~新しい時代へ」vol.3



ブログをご覧の皆様、こんにちは。
ミッドタウンの企画ブログ「To a new era ~新しい時代へ」楽しんでいただけてますか?






今回は工藤が担当いたします。
ぜひ最後までお付き合い下さいませ。










東京ミッドタウン店企画
「To a new era 〜新しい時代へ」

いままでの当たり前が決して当たり前でなくなってしまった現在。

新しい時代の幕開け。

いままでの当たり前を思い出し、いまの現状に向き合い、希望を持ってこの先の新しい時代を見据える。

過去のあのとき着ていた、現在のこの生活で着ている、そしてこの先の未来も着ていたい。

過去、現在、未来に繋がり、そして寄り添う「あなたを含めたわたしたちのパドカレ」








この自粛期間中、改めてパドカレのお洋服の良さ、好きな所を振り返りました。
なぜパドカレのお洋服に心惹かれるのか…過去を振り返り色々な事を思い出しました。


まずはシンプルだけどなんか変わっている、
なのに着やすい。
良く見ると変わった所に切り替えが入っていたり、ボタンが沢山ついていたり、素材の違いで染めの色差があるところ。
染めも植物を使った植物染め、藍染めやかご染めなど手の込んだ物。裏地に素敵な柄が使われていたり…とあげだしたら止まらないくらい好きな所が沢山出てきました。
柔らかさを出すための製品洗いの加工などもパドカレで働くようになり初めて知る物でした。


パドカレのお洋服には人の手の温もりが感じられるのです。何気ないカットソー1枚にも着る人の事を考え、糸選びからこだわり抜かれています。だからこそ着やすさがあり愛着が湧き何年も着られるのだと思いました。






デザイナーの手から生み出された物が、さらに沢山の人の手によって形になっていく。
便利な物も沢山あります。でも、それでは表現出来ない、時間と手間をかけなけらば作れない物。そんな物が沢山パドカレのお洋服には詰まっています。
その工程の一つ一つを知る事でパドカレのお洋服の奥深さを感じずにはいられません。







そして私が今期1番手仕事の温もりと日本の伝統が感じられ、パドカレコレクションの1つに加えたいと心惹かれたワンピースをご紹介したいと思います。





no.4042   col.ネイビー ¥39600




有松絞りについて、個人的な思い出を少し語らせて頂きます。
十数年前、呉服屋さんの店頭で有松絞りの浴衣の反物を初めて目にしました。
(湯のしする前の状態です。
この凹凸のある生地に蒸気を当てて縮んだ部分を広げていきます。)
湯のし・幅だしなどの加工前の凹凸のある不思議な形状にまず目を奪われました。
さらには絞り染めの細かさと綺麗さや色使いにしばらくその前を動けないでいました。
もちろん浴衣を買うつもりなんて全くなく、でもその手仕事の美しさに心を奪われ、その時の自分にとってはなかなかのお値段でしたが、2度と巡り会えないと思い購入しました。
もちろん今でも大事にしています。



私物の有松絞りの浴衣はこんな染めです。






春夏の展示会に行った時に初めてこのワンピースを目にし、日本らしい染めが使われていそうな素敵なワンピースだなと思い眺めていました。
説明を見ると有松絞りとの表記があり、私は有松絞りは浴衣でしか見たことがなく和服に使われる物だとばかり思っていました。
なのでパドカレ+有松絞りという伝統工芸の組み合わせに「あぁ…こんな表現の仕方もあるのか」と新しさを感じました。
染めはとても日本らしく、でもワンピースには細かなタックとサイドの切り替え、腰の少し上の部分に斜めに入る細かなギャザーなどきちんとパドカレらしさを感じるワンピースに仕上がっています。
見れば見るほど何とも言えない、絞りで表現された染めの色と模様に秘かに展示会で大興奮していました。それからずっと店頭に届く日を心待ちにしています。



有松絞りの歴史は古く江戸時代から続いています。東海道を描いた歌川広重の作品にも描かれているくらい庶民の生活工芸として発展してきました。
絞りのある生地には独特な凹凸があることで着たときに生地と身体に程よい空間が生まれます。その為肌への貼りつきが軽減されるので夏に着るにはぴったりの生地なのです。



今回のワンピースに使われている絞りの技法は筋入り浸透染めという技法です。



生地を棒状になるまで丸めていき、柄を出す部分を糸で止め、固定する。染料の浸透によって、自然なグラデーションが浮かび上がります。この何とも言えない色合い、にじみや揺らぎが手仕事の美しさを際立たせています。
1点1点同じ染めではない、オンリーワンのワンピースです。



日本には古くから伝わる素晴らしい手仕事の技術があります。パドカレのお洋服を通じて是非その技術と美しさを伝えたい。
忘れない、廃れさせない為にも次の時代へと受け継いでいくという強い意思を感じます。
手仕事でしか表現出来ないぬくもりと、過去から現在そして未来へとつながる特別感のある1枚に是非袖を通して頂きたいと思います。




店頭へは7月入荷予定です。
営業再開後にご予約も承りますのでもう暫くお待ち下さいませ。
オンラインサイトでは先行販売中ですので
是非ご利用下さい。







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