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2021 05 Mar

麦染め

麦というと皆様に一番身近な存在は小麦粉でしょうか。

 

パンや麺類、お菓子やビールなど…いろいろなものに姿を変えて生活に根付いています。

 

麦にはたくさんの種類があります。
小麦、大麦、ライ麦、燕麦…
様々な種類があり、さらに加工や調理方法も多岐にわたります。

 

麦はもっとも古い農作物のひとつで、約1万年もの歴史を人類と共に歩んできました。
エジプトの壁画にも小麦を収穫する様子などが描かれているそうです。

 

今回は麦の中でも世界最古の穀物と言われている「大麦」を使って染めました。
日本には1800年ほど前に中国から伝わったと言われています。

 

現代ではそれほど馴染みがないように思えますが、徳川家康が麦飯を好んで取り入れていたり、
明治時代に結核と並んで流行り病と恐れられていた「脚気(かっけ)」の予防としてビタミンB1の豊富な大麦が重宝されていたそうです。
また、大麦は米よりも安価で栄養価が高いため、戦前戦後の日本の厳しい食糧事情を支えていたそうです。
昔に比べると消費量は1/50程度まで減少しているようですが、食物繊維や栄養が豊富なので近年健康食品として見直されています。

 

こうしてみると日本人と大麦の関係は意外と深いですね。

 

 

そんな大麦で染めたアイテムは、麦の穂を感じさせるようなほのかなアイボリーに染まりました。

■テンセルラミー平 ワンピース(No.4110)
Col. Ivory, Yellow, Black
45,000yen+tax

 

少し短め袖のワンピース。手首が見えるのですっきりした印象になります。
フロントにギャザーが贅沢に入っていてほどよいフレアのシルエット。
甘くなりすぎず、でも可愛い!
色物のカーディガンやストールをプラスしても楽しめそうです。
インナーワンピース付き。
 

 

■テンセルラミー平 ブラウス(No.6168)
Col. Ivory, Yellow, Black
24,000yen+tax

 

ワンピースと同じ生地を使用した、シンプルなブラウス。
こちらも袖が短めで手首が見えるので春夏にぴったりです。

 

■ヤクブレンド 植物染めカーディガン(No.2141)
Col. Beige, Yellow, Black
29,000yen+tax

 

ヤクの毛をブレンドしたオーガニックコットンの糸を使用したハイゲージニットカーディガン。
ホールガーメントなのでシームレスで着心地が良く、シルエットもきれいに。
ヒップが隠れるくらいの長めの丈です。同じシリーズのプルオーバーニットと合わせて、アンサンブルで着るのもおすすめ。



どんなアイテムやカラーともマッチするやさしい色味。
ベーシックなアイテム、差し色になるようなカラーのアイテムなど、ぜひいろいろな組み合わせでお楽しみください。